こんにちは、おっとりだけど、しっかり稼ぐサラリーマン投資家のヨウタロウです。
今回も僕が気になっている個別銘柄を紹介してみることにしました。
「アジアパイルホールディングス(証券コード:5288)」です。
投資初心者の方は是非、株価の値動きを追ってみて参考にしてくださいね。
それでは行ってみましょう!
まずは、アジアパイルホールディングスの簡単な会社概要から
アジアパイルホールディングスはコンクリート杭の製造、施工をおこなう杭基礎工事全般を手掛ける我が国唯一の総合基礎建設会社。
会社の設立は2005年。
杭基礎業界屈指の設計部門と施工部門を擁していて、顧客の多種多様なニーズに応じ、杭基礎工事の全ての分野から最適な設計提案も行っています。
2019年3月期の決算でみると売上高は855億円、経常利益は48億円、純利益は31億円。
ここ数年は売上高、利益ともに順調に伸びています。
アジアパイルホールディングスが初心者におすすめな理由とは?
少額投資w アジアパイルホールディングス株価と配当
やはり、前回のオリエントコーポレーション(→)と同様に「最小購入単価」が比較的お手頃なところがおすすめポイントの1つ。
2019年11月3日現在では、株価は581円なので6万円弱でアジアパイルホールディングスの株を保有することができます。
また、配当金は今期(2020年3月期)は20円が想定されています。
今の株価で購入できれば3%以上の配当ということになりますね。
3%は嬉しいな~。
100株×20円だから2000円。
美味しいクルミが買えるな~。
ただし、今期のこの会社の配当予想は前期10円 + 後期10円 = 合計20円なので9月末までに株を保有していないと前期の10円の配当をもらえることができないので注意してね。
僕は2018年の10月と11月にかけてアジアパイル株を300株取得。
9月は過ぎてしまっていたので、前期分の配当はもらえませんでした。
ただし、2019年3月末まで株を保有していたので(現在も保有中)、後期分の配当は受け取りました。
2018年後期の配当は11.5円だったので、300株×11.5円=3450円(税引前)となります。
もちろん、株価の値下がりリスクはありますが、配当金を貰えるのはちょっと嬉しいw
アジアパイルホールディングスの購入動機とこれまでの株価の推移
どうして、ヨウタロウ兄ちゃんはアジアパイルを買ったの?
リータロウは会社名も聞いたことない。
実は僕もこの会社はまったくノーマークでした(笑)。
自分の保有株のニュースを確認している時に、たまたまこのアジアパイルホールディングスが増資をしたニュースに出会いました(2018年9月28日)。
増資?
現金が必要となった企業が、新たに株式を発行して資金調達することだよ
一般的に増資をすると株券数が増えて、一株あたりの価値が下がるので投資家には敬遠されます。
上記のチャートに赤い矢印で示しましたが、確かに増資を発表した翌日に株価は850円から747円へ12%の下落。
今回の増資で株数が11.6%増えているので、ちょうどその分株価も下落していることになりますね。
市場原理通り
僕もこの増資をしたアジアパイルホールディングス株を購入するかちょっと迷ったんですが、資金調達したかった主な理由が
①施工部門における大型工事受注増加に対応するための施工機械・機材の購入。
②ベトナム北部の事業基盤の拡大を図るため。
と非常に前向きに感じられたので少し購入してみましたw
2018年10月1日に打診買いとして100株だけ746円で購入。
その後、だらだらと株価が下がってしまったのは想定外でしたが、これはアジアパイルホールディングスの問題というより世界的な株価の下落に流れを合わせてしまったと考えています。
アメリカの代表的な株価指数S&P500も2018年10月から12月末にかけて、かなり急激に下げていました。
その後、4回ほど追加で購入をし、現在では平均単価605円で500株保有。
マイナス4%の含み損じゃん(笑)
これからのアジアパイルホールディングス株価の推移をどう考える?
リータロウにダメ出しされてしまいましたが、確かに現在も僕のポジションはマイナスになっています。
では、これからどうなって行くのでしょうか?
僕は2019年8月6日〇(赤丸)と9月5日〇(緑丸)のところでそれぞれ100株ずつ買い増しを行いました。
〇(赤丸)のところで買ったのは、単純移動平均線より乖離しすぎ、つまり売られ過ぎと感じたから。
〇(緑丸)のところで買ったのは、株価が赤線の25日移動平均線を超えてきたからです。
投資初心者の方が株式を購入するタイミングは、〇(緑丸)のような株価が25日移動平均線をはっきり超えてきたところの方が良いと思います。
この辺の理由は、また別の記事で説明するようにしますね。
上記のチャートを見てもらえれば、わかると思いますが〇(緑丸)のところから株価は上昇傾向にありますw
そして、下記の表を見てください。
アジアパイルホールディングの昨年の業績結果と今年度2020年3月期の業績予想です。
昨年より、2020年3月期の方が業績は良いと会社側は予想。
だとすると、2018年9月の増資後の株価747円までは戻さないと論理的におかしいと思いませんか?!
ヨウタロウ兄ちゃんは素直で騙されやすいからな~。
なんか心配。
あれ?(汗。。。)
なんか自信なくなってきた
僕がこの会社の投資した理由は、将来を見据えて会社が思い切って資金調達したところ。
成長市場に手を打つのだから、数年の内に業績も拡大して2013年の株価1180円を超えてくるだろうと推測したからです。
今の株価は581円。
もし、株価1180円を超えてきたら、プラス103%!
ヨウタロウ兄ちゃんは前向き過ぎて、やっぱり心配
配当を受けながらじっくり攻めたいと思います(笑)。
アジアパイルホールディングスの成長性と懸念事項
アジアパイルホールディングスは基礎杭の分野に特化し、設計から建設まで一貫請負体制を構築。
「集中と選択」という意味では洗練されていると感じます。
日本で培ってきた建設基礎の高度な技術力を武器にアセアン市場に進出し、アセアン各国の企業と連携し、虎視眈々と業績拡大の手を打っています。
そのアセアン諸国では、世界の多くの企業を呼び込んできたタイがだんだん豊かになり、その結果、人件費の高騰や通貨タイバーツ高に。
そこで近年は、周辺国のベトナムやミャンマーが世界の工場として注目を浴びて来ています。
アジアパイルホールディングスはこのベトナムとミャンマーに進出。
王道を走っていて素直に評価していいと思います。
不安要素はやはり、世界的な景気後退。
勢いがあった地域ほどその反動がおおきいですからね。
また新興国の通貨は日本円に対して、極端に安くなる傾向があるので日本円で決算を発表する日本企業にはダブルパンチ。
それでも、僕はアセアン諸国の日本にはない「熱気と貪欲さ」に惹かれて投資しています。
まとめ
今回はあまり注目されていない企業「アジアパイルホールディングス」を上げてみました。
短時間で利益を上げたい人には向かない銘柄ですが、じっくり資産運用をしていきたい方には合っているように思います。
配当を受けながら、じっくり投資、そして世界の経済成長に貢献していく。
なんとなく良いと思いませんかw
是非、勉強の材料にしてみてください。
※この記事は、筆者の主観的な感想で当該株式銘柄の購入を必ずしもおすすめすることではありません。株式投資にあたっての最終判断は自己責任でお願い致します。