こんにちは、おっとりだけど、しっかり稼ぐサラリーマン投資家のヨウタロウです。
投資初心者の方がいざ株式投資をするとき、どの会社に投資しようか迷いますよね。
日本の上場会社だけでも3500社以上。世界を視野に入れたら、ものすごい企業数。
自分が日常よく利用している会社を選んでみるとか、超有名な会社を選んでみるとか。。。
でも、馴染みのある企業を選んでみても儲からなければ投資をしている意味がない。
ん~。
そんな投資初心者の方に参考になればと思い、「ヨウタロウが気になっている株式個別銘柄」を紹介してみることにしました。
今回は「オリエントコーポレーション(証券コード:8585)」です。
それでは行ってみましょう!
オリエントコーポレーションが初心者におすすめの理由とは?
少額投資w オリエントコーポレーション株価と配当
まず、僕が初心者におすすめできるかどうかを考える時に最初にチェックするのは「最小購入単価」。
当たり前ですが、購入価格が小さい方が初心者の方にはチャレンジしやすいかなと思うからです。
また、損失が出た場合でも傷が浅くて済みますよね。
同じ3%の損失でも5万円なら1500円の損失ですが、50万円なら15000円の損失。
2019年10月29日現在のオリエントコーポレーション(オリコ)の株価は155円なので、15500円程度あれば購入できます。
そこそこ名のしれた企業の株価を2万円以下で購入できるは珍しいかな。
しかも、今期(2020年3月期)は配当金が3円になると想定されていますw
155円に対して、3円ですから約2%の配当金。
このご時世、2%の利潤を貰えるのはありがたいね
そして、購入単価が小さければ、もう1個(100株)買い増したいな、と思った時にも行動に移しやすいですよね。
オリエントコーポレーションのこれまでの株価の推移
オリコの過去の株価チャートを見てみましょう。
オリコは2005年に1200円ぐらいまで上昇しましたが、そこから信じられないほど下げ、2010年11月に株価は52円になってしまいました。
その後、2013年5月に472円まで上昇しましたが、再度ズルズルと下げて2019年6月には106円という始末。
なぜ、そんなに下げたの?
オリコの事業は自動車購入時のオートローンが有名ですが、端的に言ってしまえば貸金業。
オリコも過去にグレーゾーン金利帯で貸し付けをしていたようで、この15年間は過払い金返金対応に追われてきました。
それが、会社の利益を急激に圧迫して、株価の急落につながりました。
過払い金について
利息制限法という法律で「総額10万円~100万円未満のキャッシングについては、18%を超える利息は取ってはいけない」と定められています。
しかしながら、消費者金融など多くの貸金業者がこの法律に違反し、18%を超える利息を長年にわたって取っていました。
その後、裁判が行われ「貸金業者は、利息制限法で定められた以上の過払い金(グレーゾーン金利)を、キャッシング利用者に返還しなければならない」という判決を出しました。
これからの株価の推移をどう考える?
オリコの過払い金の返金対応はまだ続いていますが、ようやく底打ちの兆しが出てきており業績への圧迫もやわらいできているように思います。
徐々に利益の増加が見込めるステージに入ってきている感じ?!
株価は2019年6月に底打ちし、上昇トレンド入りしている気配があります。
少し気になるのが、上記のグラフの緑線(中線:25ヵ月移動平均線)で跳ね返されないか。
1年前の2018年11月はこの緑線に押し返され、大きく下落してしまいました。
この緑線は現在151円ぐらいに位置していますので、ここを明確に上回ってくると上昇傾向の可能性がより高くなるはずw
どこまで、上昇するの?
それが分かれば苦労しないんだけどね(苦笑)
実は、180円あたりで頻繁に売買を繰り返しいる時期があり、この辺で上昇がいっぷくする可能性はあるかもしれません。
次の抵抗となるのが、青線(長線:75ヵ月移動平均線)がある200円付近といった感じでしょうか。
これは目先の話で、僕自身は長期で保有して300円程度までの上昇に賭けてみようかなと思っています。
ただ、2005年につけた1200円までは上昇しないと思ってくださいね(笑)。
当時とは時代が変わってしまい、金融業界には辛い世の中になってしまいました。
投資初心者でも知っておこう、オリエントコーポレーションの会社概要
ここでは、簡単にオリコの会社概要に触れておきましょう。
全然知らない企業に投資するわけにはいかないですからね。
オリコは業種としては「その他金融業」に属します。信販業界では名門の老舗。
みずほ銀行が筆頭株主で48%程度の株式を保有しています。
伊藤忠商事とも資本提携をしていますね。
個人的には伊藤忠商事に筆頭株主になってほしいんですが。。。
みずほ銀行より商売のアイデアをたくさん持っていそうな気がして。
オリコは事業の柱はこんな感じ。
♦オートローン
オリコの主力商品であり、業界トップシェア。支払い方法の利便性を追求。
新車・中古車のリースも行っている。
成長著しい東南アジアのタイにも事業展開。
♦ショッピングクレジット
長年に渡る実績がある。
ライフスタイルのあわせた幅広いシーンでの利用を考慮。
現在は「住宅関連」「教育関連」などのサービスに力を注いでいる。
♦クレジットカード
多彩な商品をラインナップ。
「iD」「QUICPay™」の2種類の電子マネーも搭載し、便利でお得なポイント高還元率カード。
VisaやMastercardが開発した国際標準規格の非接触ICを搭載したクレジットカードも提供。
♦銀行保証
金融機関と提携し、個人向け融資の保証業務を行っている。
保証提携で業界トップクラスの取引先数を誇る。
クレジット事業で培った豊富なノウハウを活かしている。
♦決済・保証
企業ニーズに即したさまざまなB2B向けの決済・保証事業を展開。
企業間取引におけるリスク軽減と事務効率化を実現。
法人・個人事業主を対象とした、使途自由な事業性融資も行っている。
♦EC決済
ニーズが多様化するインターネットを利用した小売ビジネス(EC市場)に的確にこたえ、
オリコのEC決済ソリューションは、既に2,000社を超える提携先企業に利用されている。
オリエントコーポレーションの成長性と懸念事項
これまでは過払い金の返金で利益を出せない体質だっただけに、そこからようやく抜け出せそうになってきていることが一番のポジティブ材料。
つまり今まで過払い金にあてていた資本を成長分野に投資し、ビジネスチャンスを創出できるのではないか。
実際にLINE、みずほの合弁会社に出資などを始めています。
また、得意分野のオートローンを海外のタイで展開し利益が出始めています。
さらに、フィリピンやインドネシアに展開予定。
不安材料は新システムの減却償却費が利益を圧迫しているところ。
オリコは2018年あたりから社内基幹システムを一新していますが、この費用がかなり痛いかも。
会社としては計画的に行っていると思いますからそれほど心配ないと思いますが。
一番怖いのは日本経済が景気後退期に入り、貸倒による損失増加が懸念材料。
これはオリコに限らず、どの会社にも当てはまる懸念事項なんですけどね。
まとめ
今回は投資金額が少なくて済み、株価の値下がりもそれほど心配しなくてよさそうなオリエントコーポレーションを上げてみました。
実際に投資をしなくても、どんな値動きになるか観測してみるだけでも勉強になると思います。
しかし、僕も過去に何度かお金を払っておすすめ銘柄などの情報を受けたことがありますが、期待したほどではありませんでした。
株価の予測を正確に当て、そして実際に投資して確実に儲けるのってどんな優秀なプロでも不可能なこと。
ですので、良くも悪くも勉強材料ということでw
証券口座開設がまだの方は、少額取引の手数料が安い、松井証券やSBI証券がおすすめ
※この記事は、筆者の主観的な感想で当該株式銘柄の購入を必ずしもおすすめすることではありません。株式投資にあたっての最終判断は自己責任でお願い致します。