こんにちは、おっとりだけど、しっかり稼ぐサラリーマン投資家のヨウタロウです。
今回は消費増税と共に導入されたポイント還元制度についてです。
現金でなくキャッシュレスで支払いをすると、購入金額の2%分あるいは5%分の還元が受けられるようになりました。
まだ、この消費者還元事業の制度を良くわからないという方は、是非読んでみてくださいね。
実際にキャッシュレス・ポイント還元を受けてみたw
とうとう消費税率、上がっちゃいましたね。
増税したからには、政治家は国のスタッフと共に財政再建のためにしっかり働いてほしいものです。
僕もまずは「自分でできることはしてみよう」ということで早速、Suicaを使ってポイント還元を受けてみました。
いつものように「ローソン」と「ローソン100円ショップ」で買い物。
「ローソン」では441円の買い物をして、8円の還元を受けたので433円の支払い。
「ローソン100円ショップ」では378円の買い物をして、7円の還元で371円の支払いになりました。
どちらも2%の還元を受けることができましたw
ちょっと得した気分w
ヨウタロウ兄ちゃん、100円ショップでLチキ2枚、メンチカツ、たこ焼き。
揚げ物ばっかりじゃん。
気にしない、気にしない
・・・・・・・。
気にしなさい!
皆さん、還元ポイント付くからって無駄遣いはダメですよ(笑)
銀行の普通預金に500万円預けても、もらえる利息は年間で50円程度の時代。
そう考えると、今回の買い物だけで15円還元されたのは大きいかもですね。
なぜキャッシュレス・消費者還元事業を行うの?
繰り返しになりますが、2019年10月から消費税率が8%から10%に引き上げられました。
過去の消費増税でも見られたことですが、税率が上がると消費意欲が衰え、決まって景気が悪化してきました。
そして、この消費の落ち込みは体力的に余裕がない中小企業や個人営業の店舗にとっては、大きな打撃。
そうでなくても、日本は経済成長率が低い国です。
そこで政府は今回の消費税率UPによる景気悪化を防ぐ対策として、いくつか対応策を出しています。
そのひとつがこの「キャッシュレス・消費者還元事業」
この制度の狙いは商品購入に対して還元ポイントを付与することで、増税による消費の落ち込みをできるだけ抑え、さらに小規模店舗事業者を保護すること。
また、制度の適用対象をキャッシュレス決済だけにしぼり、「キャッシュレス決済の普及」という狙いも加えています。
というのも海外、特に中国で広く普及しているキャッシュレス決済が、日本ではまだまだ浸透していないからです。
日本政府は、海外の訪問客を多く呼び込み、日本での消費をたくさんしてもらうことで国内経済を拡張していきたいと考えています。
もっとキャッシュレス決済ができる店舗を増やし、海外からの訪問客の利便性を高めて、日本国内の消費を喚起していきたい!ということですね。
2020年には東京オリンピックもありますからね!
中小の事業者にはキャッシュレス決済システムを導入する手間と費用がかかってしまいますが、将来的に効率アップ、働き方改革につながっていければいいですね。
キャッシュレス・ポイント還元制度の期間と還元率
このポイント還元制度の実施期間は
2019年10月1日(火)~2020年6月30日(火)までの9ヵ月間だけ。
原則として購買金額の5%が還元されます。
フランチャイズチェーン傘下の中小規模店での還元率は2%。
5%還元されたら、お得感あるね!
そうだね。
税率アップが2%だから、5%還元されたら実質減税効果だね。
還元ポイントは、カード会社などの決済会社から消費者に還元されることになります。
そして、決済会社が負担した還元したポイント分は、国の「キャッシュレス・消費者還元事業」として計上した3000億円程度の予算から政府が支払う仕組みになっています。
キャッシュレス・ポイント還元の適用対象になるお店は?
キャッシュレス決済をすれば、どこのお店でもポイント還元を受けられるわけではありません。
「キャッシュレス・ポイント還元事業」に登録申請を行っている中小企業あるいは小規模店舗だけが対象です。
小規模店舗でも「キャッシュレス・ポイント還元事業」の登録申請を行なっていなければ対象店舗にならないので注意が必要。
対象店舗には、下記の「キャッシュレス・ポイント還元事業」のマークが表示されているので、このマークの有無の確認をしましょう。
対象店舗は約200万店あるそうですが、増税スタート時の登録申請済み参加店舗は約50万店。
ですので今は登録してないけど、これから登録申請を行うお店も出てくる可能性があるので継続的なチェックが必要かもです。
僕の近所では、「大阪王将」、「ほっかほっか亭」、クリーニングの「白洋舎」、お酒などの小売り配送の「カクヤス」などがポイント還元の適用対象店になっていました。
あとはコンビニエンスストアですね!
残念ながら僕が良く利用している「ドン・キホーテ」や「カインズホーム」はキャッシュレス還元対象外みたい。
コンビニエンスストアは、本来は個人オーナーのフランチャイズ店だけが対象になれるのですが、還元制度の対象とならない自社直営店についても、ポイント還元を自社で負担することで消費者がどの店舗でも同じサービスを受けられるように配慮しているようです。
みなさんも自分の地域でどこのお店が対象になっているか検索してみてください。
地域の電器屋さんとか飲食店などなど、それなりにあります。
ガソリンスタンドで還元ポイントをつけているところもあるみたいですよ。
また、検索アプリも用意されているので試してみてください。
適用対象外の大手スーパーでもポイント還元?!
今回の制度で対象にならない大規模店舗でも独自にポイント還元をしているので、良く利用しているお店のチェックは必要!
例えば、イオン。
イオンは大企業なので還元店舗対象外になりますが、僕の最寄りのイオン店では下記のように「電子マネーWAONでの買い物でポイント5倍」キャンペーンを展開しています。
実際にWAONで980円の買い物してみました。
消費税78円なので合計で1058円の支払い。
通常ポイント5ポイントのところ、このキャンペーンでプラス20ポイント!
西友は12月末まで、セゾンカードで買い物すると3%引きにするキャンペーンを展開!
このように大企業でも消費税UPを機に独自のポイント還元の動きがありますので、良く利用する大規模のお店に関してもチェックをしてみてくださいね!
ポイント還元を受けられるキャッシュレスの種類は?
キャッシュレスといってもクレジットカード決済やQRコード決済、電子マネーによる決済などさまざま。
そして運営会社も色々ですよね。
ただし、世の中にあるキャッシュレス決済がすべて今回の制度の対象となるわけではありません。
対象のキャッシュレス決済になるには、やはり「キャッシュレス・ポイント還元事業」に登録されていなければならないからです。
でも、メジャーどころのクレジットカード、QRコード、電子マネーは問題なく使えそうな感じです。
少しややこしいのが、それぞれカードによって「還元額の上限」が異なったり、現金還元、ポイント還元、利用金額の後日調整など「還元方法」が異なるところ。
例えば、僕が最初にあげたローソンでのSuicaを使った買い物は、支払い額が減っているので現金還元。
イオンでの買い物はWAONポイントが増えているので、ポイント還元になりますよね。
クレジットカード・デビットカード
ここにあげている国際ブランドのカードは皆さんもよくご存知のカードですよね。
ご自分の持っているカード(発行会社)が実際に「キャッシュレス・ポイント還元事業」として登録されているか、こちらから確認してみてください→
こんな感じで登録されている発行会社名がリスト化されています。
ここの詳細確認をクリックして、還元対象カードの「上限金額」や「還元方法」も確認してみてくださいね。
電子マネー・プリペイドカード(PASMO・Suica・nanaco)など
電子マネーやプリペイドカードもクレジットカード同様に色々ありますよね。
代表的な電子マネー・プリペイドカードのポイント還元について注意事項を簡単に記載してみました。
②還元ポイント上限枠:一集計期間(3ケ月)の還元額が20,000円まで。
20,000円の還元を受けるには40万円程度の買い物になるので爆買いをしなければ枠に入りそうかな?!
ただし、PASMOの残額と還元額を合算して、20,000円を超える場合は還元を行うことができないので注意!
③ポイント還元方法:集計期間ごとに還元ポイント数とその還元方法をメールでお知らせ。
②還元ポイント上限枠:上限はなし。
ただし、チャージ上限額があるので、1回の買い物をその上限額内に収めないといけない。
③ポイント還元方法:利用月の翌月の上旬に、利用月1ヶ月分のポイント還元分がJRE POINTとして提供。還元されたJRE POINTは、1ポイント1円としてSuicaへのチャージ等に利用できる。
<manaca>
①ポイント還元を受けるには事前にミュースター会員へ登録が必要→
②還元ポイント上限枠:上限はなし。
ただし、チャージ上限額があるので、1回の買い物をその上限額内に収めないといけない。
③ポイント還元方法:利用月の翌月中に集計したポイントをミュースターポイントとして提供。ミュースターポイントは1ポイント1円としてmanacaにチャージができたり、お得な商品への交換や提携先ポイントへ交換ができる。
②還元ポイント上限枠:月額15,000ポイントが上限。
③ポイント還元方法:3ケ月に1回の頻度でICOCAポイントを付与。付与されたICOCAポイントは、JR西日本の駅に設置された自動券売機等でポイントチャージをすることにより、列車やお買い物で利用できる。
<nimoca>
①事前のエントリー不要
②還元ポイント上限枠:上限はなし。
ただし、チャージ上限額があるので、1回の買い物をその上限額内に収めないといけない。
③ポイント還元方法:利用月の翌月20日ごろにnimocaセンターポイントを付与。付与されたnimocaセンターポイントからnimoca電子マネーへの交換することで利用できる。
<nanaco>
①事前のエントリー不要
②還元ポイント上限枠:上限はなし。
ただし、チャージ上限額があるので、1回の買い物をその上限額内に収めないといけない。
③ポイント還元方法:ご利用月の翌月15日にnanacoポイントを付与。nanacoポイントから電子マネーnanacoへ交換することで利用できる。
他にも「キャッシュレス・ポイント還元事業」に登録されている電子マネーやプリペイドカードがたくさんありますので、皆さんがお持ちのものをこちらから確認してみてください→
QRコード(LINE Pay・PayPay・Origami Pay)など
QRコードも最近、急激に知名度をあげてきてますよね。
QRコードも代表的なものについてポイント還元の注意事項を簡単に記載してみました。
<LINE Pay>
LINE Payを利用すると政府が行っている還元事業のポイントに加えて、独自でLINE Pay「マイカラー」によるLINE Payボーナスを0.5%~2%をさらに付与しているのでお得感があります。
Payボーナスの付与上限額は3万円/月となっています。詳しくはこちら→
<PayPay>
PayPayも期間限定で独自の展開をしています。
10/1~11/30までの期間で下記のポスターを貼ってある店舗では、さらにPayPayボーナスを付与されるようです。
消費者還元事業のポイント付与上限は25000円相当/月。
そして、PayPay独自のボーナスポイントの上限は25000円相当/月となっています。詳しくはこちら→
<Origami Pay>
Origami Payでは消費者還元事業のポイント分が即時に支払い金額から差し引かれて還元されるところが他のQRコードとは違うところ!
また、「消費者還元事業制度」と合わせてOrigamiが通常行っている割引も展開しています。詳しくはこちら→
LINE Pay、Pay Pay、Origami Payの他にも、利用対象のQRコードが色々ありますので確認してみてくださいね→
まとめ
せっかくの「キャッシュレス・ポイント還元事業制度」なので、ご利用することをおすすめします。
まだ、キャッシュレス手段をひとつも持っていない方は、ひとつぐらい用意してもいいかもしれません。
ただ、あまりおおげさに構える必要もないのかなとも思います。
僕は、普段から比較的Suicaを使用していたので、事前登録だけは忘れずに行いました。
普段の生活に馴染むかたちで、上手に活用して家計のやりくりに役立ててみてください。