こんにちは、おっとりだけど、しっかり稼ぐサラリーマン投資家のヨウタロウです。
昨年末、日本では新型コロナウィルス感染者数がかなり落ち着いていましたが、一転してオミクロン株が大流行してしまいましたね。
そんな中、皆様、いかがお過ごしですか?
僕はすっかり家飲みが板についてしまいました。居酒屋での飲み代 3,000円として、その金額分のお酒とおつまみをスーパーで買うと結構盛り沢山になるんですねよね。
でも、コロナ禍で飲食店の方々のご苦労は大変なものがあると思うので、たまには外食していきたいなとも思います。
さて、金融市場はアメリカでのインフレ退治のため、金融政策が緩和→引き締めに移りつつあります。2022年の1月はこの影響で世界の株式は下落してきました。
この先も下落し続けるのでしょうか?
それでは、2022年1月のPayPay証券を用いた運用成績を公開していきますね。
( NISA、イデコ、投信工房、ロボアドの運用成績も公開しています! )
初心者にもできる投資戦略&少額投資で運用
運用開始は2019年8月19日。 運用開始から2年5ヶ月が経ち、投資金額は90,000円。
PayPay証券を利用した資産運用も3年目に突入しました!
PayPay証券での投資戦略を以下のように設定しています。
・毎月20日前後に3銘柄を選んで1000円ずつ投資
・6ヶ月かけて18銘柄を選択(2020年1月で選定済み)
・その後は、選択した銘柄順に同じ循環で月3銘柄に1000円ずつ追加投資
・3000円×12ヶ月で、年間36,000円の投資
・これを5年以上継続していく長期運用(投資金額は5年間で18万円)
★勝敗ラインは5年後に22万円以上になっているか(年率8%以上で運用できるか)
この運用は初心者の方でも迷わずシンプルにできるように、購入のタイミング、銘柄数、投資金額をあらかじめ決めて、試しています。
相場環境が変動しても右往左往せず、淡々と積み立て投資!
もちろん、コロナ感染拡大による2020年3月の超下落相場でも、決めた順番通りに淡々と積み立て投資をしていました。
ちなみに、2年目の運用成績はブラス 24.5%(配当込み)。目標の年率8%プラスもクリアしました。
期間 | 累計投資額 | 年率8%目標額 | 評価額 | 利益率 | 目標達成 |
1年目 | 36,000円 | 38,880円 | 40,021円 | 11.2% | 〇 |
2年目 | 72,000円 | 80,870円 | 89,630円 | 24.5% | 〇 |
3年目 | 108,000円 | 126,220円 | ー | ー | ー |
4年目 | 144,000円 | 175,198円 | ー | ー | ー |
5年目 | 180,000円 | 228,093円 | ー | ー | ー |
年率 8% って、簡単そうに思ってしまう方がいるかもしれませんが、何年間も続けて年率 8%を達成するのはかなり難しいです。
実際に僕も数千万円で資産運用していますが、継続的にプラス 8% の利益を出すことはできていません。
果たして、PayPay証券運用の3年目はどうなるか?!
2022年1月に積立て購入した銘柄
2020年1月で日本株9銘柄、米国株9銘柄の選定を終え、2020年2月からは積立て購入するサイクルに入りました。
1月に積立購入した銘柄は日本オラクル(日本株)、信越化学(日本株)、3M(米国株)
ちなみに積立購入する順番は以下のようになっています。
順番 | 日本株 | 米国株 |
1月・7月 | 日本オラクル、信越化学 | 3M |
2月・8月 | キーエンス | マイクロソフト、P&G |
3月・9月 | ローム、伊藤忠 | アドビ |
4月・10月 | ニトリ | アマゾン、モンデリーズ |
5月・11月 | 花王、日本電産 | シスコ システムズ |
6月・12月 | 塩野義製薬 | アルファベット、J&J |
積立購入する日は、20日前後。20日ときっちり決めてしまうとかえってしんどいので、この辺はアバウトでやっています。
2022年1月の株式市場は日本/アメリカともに出だしこそ高く始まりましたが、その後はほぼ下落一辺倒でした。そう言った意味では今まで高かった株を1月は安い価格で購入できた可能性はありますが、2月以降も下落し続けると痛い結果になってしまうかも。
1月に購入した「日本オラクル」は米国オラクルの日本法人です。データベース管理ソフトが主力商品ですが、クラウドサービスにも力を入れてきているようです。日本オラクルの株価も1月に下落していますが、むしろ昨年12月に発表した決算短信後に大きく下落しているので、決算内容が期待を裏切っていた可能性があります。一昨年の2020年に株価を大きく上げた分、これからはしばらく辛抱の期間に入るかもしれません。
「信越化学」は日本が誇る優良企業です。住宅に用いられる塩化ビニル樹脂が好調ですが、やはり半導体シリコンウエハも好調で注目を浴びています。半導体の需要は今後も継続的に伸びていく分野なので信越化学のようなトップシェアを握る企業には有利な環境かもしれません。株価の方はさすがに1月は下げていますが、上昇トレンド期間の一服程度の下落にとどまっている感じです。
次に米国株の「3M」。3Mは安全やヘルスケア分野、エレクトロニクスなど色々な商品を世界に展開している消費財コングロマリットといわれる企業です。PayPay証券で投資を開始する際に、3Mには結構期待していたのですが、ここまでの結果を見ると失敗したなかと思っています(苦笑)。期待していたほどの株価の伸長がないからです。やはり、色々な製品を展開するということは、それだけ開発コストや製造コストがかかるとうことなんだと思います。それでも、当初の決めこと通りに定期的に3Mにも投資していきますよ。
もちろん、同じ銘柄に積み立て投資をするのではなくて、その月に気になった企業や割安になっている別の銘柄に新規投資するのもありだと思いますし、その方が楽しいかもしれません。
ただ、ここではそういう企業分析に時間をかけなくても、利益を出すことができるのかを試しています。投資初心者の方目線でのトライアルです。
PayPay証券でこれまでもらえた配当金をまとめてみた
1月も配当もらえたのかな?
1月は日本株の方では、配当はありませんでした。
米国株の方では、「モンデリーズ」から24円、「シスコシステムズ」から31円の配当金が出ています。
ということで、1月の配当金の合計は55円でした。
これまでの配当金の累計は以下のようになっています。
銘柄 | 配当金額 |
花王 | 72円 |
ニトリ | 32円 |
日本電産 | 33円 |
キーエンス | 35円 |
伊藤忠商事 | 212円 |
塩野義製薬 | 74円 |
ローム | 116円 |
信越化学工業 | 79円 |
日本オラクル | 244円 |
配当金合計 | 897円 |
銘柄 | 配当金額 |
モンデリーズ | 117円 |
シスコ システムズ | 160円 |
P&G | 129円 |
J&J | 115円 |
マイクロソフト | 69円 |
3M | 133円 |
アドビ | 0円 |
アマゾン | 0円 |
アルファベット | 0円 |
配当金合計 | 723円 |
米国株では、P&Gやシスコシステムズなど配当をしっかり出す企業と全く出さない企業があるね
そうだね。
アマゾンやアルファベットのような新興企業は配当を出すより、成長分野にお金をまわし、商品シェアや収益基盤をしっかり確保することに注力します。一方で安定的な収益基盤ができた企業は配当を手厚くすることで株主に魅力を与えようとします。
1月末までの2年5ヶ月で合計90,000円投資して配当金は1,620円。
日本の大手銀行に数百万円を貯金していても年間の利子は数十円。おそらく、毎月3,000円を2年5ヶ月かけて90,000円を銀行に貯金しても利子は1円もついていないと思います。そう考える1,620円の配当金はかなりお得ですね。
2022年1月末の運用結果と損益率
それでは、1月の運用成績を見ていきましょう。
まずは日本株の成績から
<1月末>
2022年1月末の損益率を表にまとめました
ほとんど企業は1月に大きく株価を下げました。しかも、今まで冴えなかった企業ほど下落幅も大きかったような印象を受けます。
日本株は「伊藤忠商事」がプラス40.7%となんとか好調を維持している感じです。日本の商社株は世界的な資源価格の上昇が鉱物を扱う分野で業績に良い影響を与えているようです。
伊藤忠商事は他の商社と比べると中国ビジネスに強いですが、ここににて中国経済が軟調になってきているので、強みが弱みにならないか少し不安でもありますが。
他に堅調な企業としては半導体関連の「ローム」「信越化学工業」、電子機器関連の「キーエンス」。
世の中のIT化が進む中で、やはり半導体はますます必要数が高まってきていますし、一大産業の自動車関連が電気自動車に舵をとってくる中ではそこに部品を提供する企業には有利な時期なのかもしれません。
一方で、イマイチな方の企業は引き続き、「花王」、「日本オラクル」。
「花王」は優良企業の位置付けをされてきた会社で、紙おむつなどは中国などで人気を誇っていましたが、近年は中国企業に押されて苦戦しているようです。
日本株の1月の成績は、プラス 8.3%
先月の12月に23.7%の評価益がありましたが、1月は8.3%まで減ってしまいました。残念。
次に米国株です
<1月末>
米国株式市場も、1月は大きな下落に見舞われました。もっとも米国株は昨年かなり上昇していたので、下落も止むなしとも思いますが、下落がどこで止まるのかという不安感が常に付きまとう1月でした。
そんな中、「マイクロソフト」はプラス63.7%、「アルファベット」はプラス55.5%と先月と比べて下落はしていますが、それなりの株価を維持しています。
やはり、アメリカの大手テック企業は提供商品の成長や寡占化が進んできていて強いですね。
僕もそうですが、YouTubeを見ている人がどんどん増えてますよね(笑)
米国株では「3M」が若干のマイナス圏に沈みましたが、日本株の「花王」「日本オラクル」のような大きなマイナス圏に沈んでいる企業がありません。「花王」と似たようなビジネスをしている「P&G」もプラス圏ですし、お菓子メーカーの「モンデリーズ」もプラス圏です。
米国株の1月の成績は、プラス30.6%。
日本株と米国株の合計の結果は以下ようになりました(配当込みです)。
<トータル>
損益額:+ 17,480円
評価損益率:+ 19.4%
1月も日本株が米国株の足を引っ張ってしまった感じです
運用状況を受けての所感
いつもように運用当初からの月別損益率をグラフにしてみました。
これまで各国の中央銀行はコロナ禍対策として金融緩和を行い、大量のお金を供給してきましたが、ここに来てその政策がインフレをコントロールできないほど促進しかねないとの観測が出てきました。そのため、アメリカの中央銀行にあたるFRBが緩和的な政策から引き締める政策への転換に舵を切り始めています。
その政策転換による影響を先取りするようにヘッジファンドや機関投資家がポートフォリオを入れ替え始めているようです。つまり、これまで益利回りが高いと考えられてきた大手ハイテク株よりも優位な金融商品を探し始めているということだと考えられます。
このPayPay証券での資産運用も2021年12月は過去最高のプラス34.0%まで評価益を伸ばしましたが、1月はプラス19.4%と一気に15%の評価益が減少しました。2021年の上昇分をわずか1ヶ月で帳消しにしてしまいました。
振り返ると、2年前の2月、3月は、謎多き新型コロナウィルスの感染拡大で金融市場にも波乱が起き、PayPay証券での運用も一気にマイナス圏に突入してしまいました。
ところが、その後、各国の中央銀行の政策効果もあり、株価はまさにV字回復。
特にアメリカの株式市場は信じられないほど上昇してきました。
しかし、一転、2022年1月はその流れに一石を投じました。上がり続ける株式はない。当たり前のことですが、このことに気付くのは実際に持ち株が下落し始めてからです。もちろん、一部の賢い人は高値で売り逃げていますが。
中国の大手不動産企業の恒大集団の経営危機も多くの投資家が気にかけています。「バブルは弾けてみないと分からない」とは良く言われます。
こうなると、「株式投資ってやっぱり危ないんじゃないの?」って疑問が生じ始めます。これまで、世界の株式市場は短期的な調整がいくども発生しながらも、上下しながら結果的には右肩上がりの株価トレンドとなってきました。
それが、今後も続くのか?
米中の覇権争いもかつて世界が経験したことがないステージに入るかもしれません。それに巻き込まれる企業の業績はどうなっていくのか? 各企業経営陣の判断が社運を大きく左右してしまう。ある意味平和な世の中なのに、こんなに緊張感が高まる企業環境は今までなかったのではないでしょうか?
果たして、このPayPay証券を活用した資産運用もどうなって行くのか?
引き続き、検証していきますね!
それはそうと皆さん、良く食べ、良く寝て、免疫力を高めて新型コロナウィルスにやられないようにしていきましょうね!
「つみたてNISA」や「ロボアドバイザーの運用」の運用成績も公開してるよ
( NISA、イデコ、投信工房、ロボアドの運用成績も公開しています! )