こんにちは、おっとりだけど、しっかり稼ぐサラリーマン投資家のヨウタロウです。
今回は、いよいよ証券総合口座の開設について。
少額でも、資産運用のための資金ができたら、思い立ったが吉日。
証券会社を選び、証券総合口座の開設を進めていきましょう。
それでは行ってみましょう。
初心者は証券会社選びの前に証券総合口座について知っておこう
僕たちが株式などの有価証券を購入するには、売買の仲立ちをしてくれる証券会社を選び、そして証券総合口座と呼ばれる口座を開設する必要があります。
証券総合口座で有価証券を購入するための資金をおいて置くことできたり、購入した有価証券を保管することができますよ。
この証券総合口座は証券会社が厳重に管理してくれます。
公共料金の引き落としや給与の振込口座としては利用できません。
口座の開設には手数料や管理手数料が必要となりますが、今は、大抵の証券会社では無料となっています。
一応、証券会社を選ぶ際は注意してくださいね。
証券会社が倒産したら、どうなるの?
証券総合口座にも銀行の口座と同様に「顧客資産」と「証券会社の資産」は別で保管される法律があるため、万が一証券会社が破たんしたとしても、証券口座に保管されている現金や有価証券は保護されます。
それでも、証券会社が不測の事態で対応できない場合は、投資者保護基金が合計1,000万円まで補償することになります。
SBI証券と楽天証券の分別管理についての記載されたページをリンクしておきました。
SBI証券、楽天証券ともに、「分別管理」を厳正に実施しているので、投資者保護基金(合計1,000万円まで補償)が発動されるような状況には基本的にならないと謳っています。
そうなんだ。安心した。
初心者にやさしい証券会社はどこなの?
ヨウタロウ兄ちゃんはどこの証券会社を使っているの?
僕は、楽天証券を使っているよ。
証券会社と言えば、野村證券、大和証券、SMBC日興証券や、今はなき山一証券などの大手証券会社が有名でした。
ところが、1999年頃にコンピューターによる取引に移行され、様々なネット証券会社が台頭してきました。
僕が楽天証券に証券総合口座を開設したのは、2007年。
当時、僕もほとんど知識のないど素人でしたが、楽天証券を使ってみてその使用感に不自由を感じたことはほとんどありません。
現在は、大手証券会社でもオンラインでの取引をもちろん開始しており、証券会社の規模に関係なく、サービスや使用感にはあまり差がない状況になってきていると感じます。
ざっくり口座数別に順位をつけた証券会社のリストを作成してみました。
順位 | 証券会社名 | 口座 開設数 |
株式売買手数料(国内株式 現物取引) | 公式ホーム ページへ |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | NISA | ||||
1位 | 野村證券 | 530万 | 150円 | 515円 | 1,029円 | 左記に同じ | 公式ページへ |
2位 | SBI証券 | 460万 | 97円 | 270円 | 525円 | 無料 | 公式ページへ |
3位 | 大和証券 | 330万 | 1080円 | 1863円 | 3726円 | 左記に同じ | 公式ページへ |
4位 | 楽天証券 | 320万 | 97円 | 270円 | 525円 | 無料 | 公式ページへ |
5位 | SMBC日興証券 | 290万 | 270円 | 432円 | 864円 | 左記に同じ | 公式ページへ |
6位 | マネックス証券 | 180万 | 270円 | 486円 | 1,620円 | 無料 | 公式ページへ |
7位 | 松井証券 | 118万 | 0円 | 540円 | 1,080円 | 無料 | 公式ページへ |
8位 | カブドットコム証券 | 112万 | 97円 | 270円 | 1,069円 | 左記に同じ | 公式ページへ |
9位 | GMOクリック証券 | 39万 | 95円 | 260円 | 470円 | 無料 | 公式ページへ |
10位 | 岡三オンライン証券 | 21万 | 106円 | 378円 | 648円 | 左記に同じ | 公式ページへ |
※オンラインサービスでの手数料を記載しています。※2019/8/24時点、ヨウタロウ調べ。税込価格。
現在、僕は、メインで使用している楽天証券とサブのSBI証券のふたつの口座をもっています。
ふたつもっているは、どちらかの証券会社で突発的なトラブルが発生した場合を想定して、もうひとつあった方が良いかなという理由からです。
あとは「くりっく株365」という商品が楽天証券にはなくて、SBI証券にはあるから。
「くりっく株365」については、また、どこかで記事を書いていきますね。
もし、証券会社選びに迷うようであらば、初心者の方は楽天証券かSBI証券を検討してみると良いかと思います。
それと松井証券は10万円までの株式売買手数料が0円なので、少額からはじめる初心者には良いかもしれませんね!
もしくは、手間は変わらないので、この際、2つぐらい証券会社の口座を開設しても良いかも。
ただし、NISA口座は一人1つの口座しか持つことができませんので、複数の証券会社に申し込む場合には、どこの証券会社でNISA口座を持つか目星をつけておく必要があります。
証券総合口座開設に必要な書類を知っておこう!
口座開設って難しいのかな?
リータロウにもできるかな?
難しくはないけど、必要書類を用意する必要があるよ。
最近は、Web上での申込みが一般的になりつつありますが、パソコンの扱いが苦手という人には、従来通り、口座開設申込書を郵送する方法もありますので心配しないでください。
ここでは、証券総合口座開設に必要な書類などを簡単に紹介しておきます。
ここの準備ができていないと、あとから「イライラして」、やっぱり面倒くさいから「口座開設するの止めた」みたいになりかねないですからね(笑)
でも、簡単です。
①マイナンバーを確認できる書類
②本人確認書類
③Eメールアドレス
④銀行口座(証券総合口座からの出金用)
⑤勤め先の会社の住所、電話番号、所属部署名
①マイナンバーを確認できる書類
・マイナンバーカード
・通知カード(マイナンバーカードを作成していない場合)
まず、コピー機で紙媒体にコピーを取っておきましょう。
申込み手続きをWeb上で完結される場合は、紙媒体のコピーは必要ないかもしれませんが、Web上での申込みがうまくいかなかった場合を想定し、紙媒体のコピーを予め用意しておくように、僕はしています。
マイナンバーカードの場合は表と裏のコピーが必要です。
通知カードは裏面に記載事項がある場合は、裏のコピーも必要となります。
少し、余分にコピーを取っておくことをお勧めします。
別途、ふるさと納税や何かで必要になった時に使用できるので。
そして、Web上で申込む場合は、電子ファイルが必要になりますので、スマホやデジタルカメラでマイナンバーカード(通知カード)を撮影したり、スキャンして、電子ファイルをパソコンに取り込んでおきましょう。
デジカメやスマートフォンでの撮影する場合は、フラッシュ撮影を行うと鮮明に写らない時があるので、明るい場所でフラッシュをオフにして撮影すると良いみたいですよ。
リータロウはマイナンバーがないから、
ヨウタロウ兄ちゃんの口座を借りて運用しよっと。
ハハハ。ちゃっかりしてるね。
もし、マイナンバーカードや通知カードを紛失された方は、各自治体のマイナンバー担当課に相談してみてください。
通知カード紛失届や再発行手数料500円が必要になりそうです。
こちらのサイトに詳しく書かれていますので参考にしてみてください。➡Airレジマガジン
②本人確認書類
顔写真付きの本人確認書類をどれか1点
・運転免許証
・パスポート
・住民基本台帳カード(写真付き)
など
運転免許証があれば、これが一番、手っ取り早いでしょうか。
顔写真付きの本人確認書類についても、表、裏の紙媒体のコピーと電子ファイルを用意しておきましょう。
顔写真付きの本人確認書類を持っていな場合は、顔写真が付いていない本人確認書類を2点そろえておく必要があります。
・各種健康保険証(表・裏)
・各種年金手帳
・印鑑登録証明書
・住民票
など
いずれの書類も名前、住所、生年月日が明瞭に確認できることが必須となりますので、提出前に今一度、見直しておきましょう。
③Eメールアドレス
証券会社からのお知らせなどを受信するために用意します。
僕は、普段からプライベートで使用しているGmailやhotmailのアドレスをそのまま使用しています。
特にこういったフリーメールアドレスで問題になったことはありません。
自分で使い勝手の良いEメールアドレスを選定すれば良いと思います。
④銀行口座(証券総合口座からの出金用)
一度、証券会社の証券総合口座に振り込んだ現金や株式等を売却して換金した現金を引き出す時には、自分の銀行口座に移す必要があります。
そのための銀行口座です。
証券会社用に新たに作る必要はありません。
僕は、勤め先から振り込まれる給与用の銀行口座を使用しています。
⑤勤め先の会社の住所、電話番号、所属部署名
お勤めをされている方は会社の住所、電話番号、所属部署の記載を求めてられることがあります。
勤め先のデータを開示するのは、なんとなくためらわれますよね。
僕も、そう思いました。
これは「インサイダー取引を監視するため」です。
インサイダー取引というのは、上場会社または親会社・子会社の役職員や大株主などの会社関係者、および情報受領者(会社関係者から重要事実の伝達を受けた者)が、その会社の株価に重要な影響を与える「重要事実」を知って、その重要事実が公表される前に、特定有価証券等の売買を行うことをいいます
つまり、皆が平等に株式売買などの取引をできるようにするため規制であり、そのための情報開示ですね。
でも、実際に証券会社から会社に電話がかかってくることは、ほぼないと思いますので安心してください。
僕も会社に電話がかかってきたことはありません。
証券口座をもっていることはしっかり将来を見据えてのことなのですから、胸を張っていいですよね。
口座開設申請が終わったら、いよいよ投資家デビュー!
口座開設申請手続きが終わったら、証券会社から「口座開設手続き完了」のお知らせを待つことになります。
だいたい、1週間程度で郵送されてきますが、本人限定で届く簡易書留で来ますので、受け取る時には、印鑑が必要です。
直接、郵便局に取りに行く際は、印鑑の他に、身分証明書も必要になりますから注意してくださいね。
実際の取引開始は、証券会社から送られてきた書類に記載されている「ログインID」や「パスワード」を入力してからになります。
そして、自分の証券総合口座に「資産運用のための資金」を振り込みます。
振込先の口座番号は郵送されてきた書類や自分のIDとパスワードで入ったWebページに記載されていますよ。
入金の際は、証券会社が提携している銀行からのネットバンキング経由で振り込めば、手数料を負担してくれる証券会社がほとんどですが、銀行から通常振込入金を行う場合は、ご利用の金融機関で所定の手数料がかかることが一般的です。
ネットバンキングで振り込みを行いたい方は、予め、ご利用の銀行へネットバンキングの利用手続きが必要になってきますので、こちらの準備もしていってくださいね。
さあ、ここまで来たら、いよいよ投資家デビューですね!